宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/20 11:24 更新 高速風が到来し、太陽風の速度は480km/秒に上がっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTに強まりました。 今日に入る頃からさらに高まって、 今朝早くには、20nTまで強まっています。 それに伴って、速度も上昇して、 今朝、20日7時(世界時19日22時)には480km/秒と、 高速風が始まっています。 太陽風のデータはそこで切れていて、 現在はもう一段高まっている可能性があります。 高速の太陽風は始まりましたが、 磁場の南北成分は、北寄りに強まっています。 このため、磁気圏への影響は限定的で、 AE指数のグラフは、 速度が高まる前は400nTの小規模の変化が起きていますが、 その後は、変化が目立たなくなっています。 前周期の太陽風の高まりは、3日程度続きました。 今回も同程度と考えると、 今後、太陽風磁場が南寄りに傾向が変われば、 オーロラの活動も高まっていくでしょう。 太陽は、西の端近くに2595黒点群が新しく発生しています。 X線のグラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度です。 9月に入って起きた、Cクラスに達するフレアは、 9月1日5時(世界時では8月31日20時)のC2.2だけです。 太陽は静かな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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