宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/16 13:21 更新 太陽風は300km/秒の低速風が続いています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風磁場の南向きの変化は、昨日の夕方まで続き、 以降は、0nT付近に落ち着いて、 今朝からは北寄りに変わっています。 現在の磁場強度は、5nTと平均的な値です。 速度は300km/秒と、再びかなり遅くなっています。 これに伴って、AE指数のグラフも、 初めに500nTの高まりが見られますが、 以降は変化がなくなって、磁気圏は静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 太陽の中央部の南寄りにコロナホールが広がっていて、 中央線に達しようとしているところです。 このコロナホールは、 27日前の8月20日にも同じような位置に見えていて、 3〜4日後くらいから太陽風の高まりが到来しました。 今回も同様と考えると、9月19〜20日くらいから、 太陽風の変化が始まるかもしれません。 太陽は、東端の黒点に、2592群と番号が付いています。 目立った活動はなく、太陽は穏やかです。 昨日紹介した太陽の東端で発生したCMEの、 その後の様子を紹介します。 太陽の左に向かって、太陽のガスが激しく飛び出しています。 昨日のCMEのその後の様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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