宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/12 12:32 更新 太陽風は低速ですが、磁場が南向きの状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒から320km/秒へ、 更に遅くなっています。 反対に、磁場強度は、3nTから6nTへ戻っていますが、 南北成分が南向きに振れ続けるようになっています。 南向きの変化は -3nT程度と振れ幅は小さく、 速度が下がっていることもあって、磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は、300nTの小規模の変化が起きている程度です。 穏やかな太陽風はこの後も続きそうです。 太陽は、2585黒点群が西の端に近づき、 新しく現れた2591群も小さくなって、 可視光写真は全体的に寂しくなっています。 X線のグラフも変化が少なくなり、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日にかけて、GOES15、13ともに10,000の線に上がりましたが、 太陽風の影響を受けて、その後大きく減少しています (27日周期の図を参照)。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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