宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/13 12:55 更新 太陽風の速度は300km/秒へ下がっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 谷口直樹さんより、9月初めにフィンランドで撮影された オーロラの写真をいただきました。 谷口さんは、8月末から今月初旬まで、 フィンランド、北極圏にてオーロラの撮影を行ってきたとのことです。 旅行期間は、高速太陽風の期間と見事に一致しています。 素晴らしいオーロラが連日発生していたことでしょう。 掲載した写真の撮影日、9月1日、2日頃は、 AE指数は1000nTを超えて大きく変化しています。 現地では、白、ピンクの強い光や激しい揺れも、 肉眼ではっきり見られたとのことです、 どちらの夜も、翌朝までオーロラが見え続けたそうです。 谷口さんは、この前回、前々回の観測旅行では、 残念ながら悪天候に阻まれていたそうです。 そういう思いもこもった貴重な写真を、 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度が300km/秒まで下がっています。 ACE衛星のグラフを見ると、 一時的に280km/秒まで下がってもいたようです。 一方、磁場強度は、昨日の午後に、 10nTを超えるくらいに強まったのですが、 夜に入ると低下して、5nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、図の前半は北寄りでしたが、 後半から弱い南向きになっています。 AE指数では、目立った変化はなく、 終わり近くに小さい高まりがある程度です。 磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中央部にコロナホールは見られず、 穏やかな太陽風はこのまましばらく続きそうです。 太陽は、X線グラフの変化もなく、 穏やかな状態が続いています。 (c) 谷口直樹氏 9月1日深夜から翌2時にかけて、ロヴァニエミから北西に60kmのラーヌヤルビと言う小さな村の湖畔にて。 (c) 谷口直樹氏 9月1日深夜から翌2時にかけて、ロヴァニエミから北西に60kmのラーヌヤルビと言う小さな村の湖畔にて。 (c) 谷口直樹氏 9月2日23時頃、ラーヌヤルビ村の宿泊所を出てすぐ撮影。 (c) 谷口直樹氏 9月2日の夜、同じラーヌヤルビ村にて。 (c) 谷口直樹氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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