宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/14 13:29 更新 太陽風は270km/秒とかなり低速です。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 谷口直樹さんより、続きのオーロラ写真をいただきました。 昨日の撮影地よりさらに北上して、サーリセルカ(1枚目)と、 国境を越えてノルウェー最北端のノールカップ近く(2枚目)の撮影です。 すると、2枚目に写っている水面は、北極海のようです。 この頃も、太陽風は強まっていて、オーロラの活動は活発で、 AE指数は頻繁に1000nTに達する変化をしていました。 現地では、緑が強烈で動きの激しいオーロラが観測できたとのことです。 谷口さんによると、その後は天候の悪化のため観測できず、 8日にヘルシンキを発ったところ、 途中のロシア、イルクーツク辺りで、 機内から強いオーロラを見ることができたそうです。 写真の左上に、北斗七星が写っています。 美しいオーロラだけでなく、旅情も含んだ素敵な写真です。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、更に速度が低下して、 270km/秒まで下がっています。 27日周期の図では、速度の緑色の線が見えなくなっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 太陽風磁場の南北成分は、弱い南向きになっています。 このため、AE指数は小さい変化が時々起きています。 太陽風は、引き続き穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、2589群、2591群が小さく見えるだけです。 X線グラフも目立った変化はなく、静かな状態が続いています。 (c) 谷口直樹氏 現地9月4日、ノルウェー最北端ノールカップ南30キロの港町、ホニングスボーグにて(北緯70度)。 (c) 谷口直樹氏 8日の帰路の機内から、ロシア、イルクーツク辺り(北緯52度)で。 (c) 谷口直樹氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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