宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/ 9 12:13 更新 高速の太陽風は終わりに近づいています。8月の黒点相対数は50.7です。 担当 篠原 WDC-SILSOより、8月の黒点相対数が発表されています。 50.7 と、5月以来の50台に戻っています。 1枚目のグラフを見ると、8月のデータは、 それ以前の変化の線上に戻ったようになっています。 6月に 20.9 へ大きく下がったのは、 一時的な低下だったように見えます。 また、黒点数が 0 になる、無黒点の日は、 8月3日が最後で、その後1か月ほど発生していません。 太陽の黒点の増減の変化は、ゆっくりと進んでいきます。 引き続き、極小へ向かう変化に注目して下さい。 その太陽では、東寄りに新しく現れた黒点に、 2589群と番号が付いています。 西に進んだ2585群では、 Bクラスの小さい変化が頻繁に発生しています。 フレアの規模が大きくなる様子はなく、 このままで推移しそうです。 太陽風は、速度が450km/秒へ下がり、 まだ、やや高速の状態ですが、 速度の高まりは終わりに近づいています。 磁場強度は、4〜5nTで安定しています。 磁場の南北成分は、グラフの前半に南寄りの傾向が見られ、 AE指数は、500nT前後の中規模の変化が発生しています。 グラフの後半からは、やや北寄りになり、 AE指数も同様に変化が小さくなっています。 太陽風が通常の状態に戻るにつれて、 磁気圏も落ち着いていくでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子も、減少が進んでいます。 今日もかろうじて10,000に達していますが、 GOES13(赤線)は、明日は10,000以下に下がりそうです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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