宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/ 8 13:54 更新 500km/秒付近の高速太陽風が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダ・イエローナイフの高坂雄一さんより、 オーロラの写真を3枚いただきました。 9月に入って曇りが続いていたのが、やっと晴れたそうで、 現地、5日23時〜6日3時(世界時6日5〜9時)にかけて、 オーロラが強弱の変化をしながら現れたそうです。 いただいた写真は、たまには町から見た様子をとのことで、 イエローナイフの夜景の上に輝くオーロラの姿です。 普段とは全く反対の、都会的な雰囲気のオーロラ写真です。 人々の暮らしの上にこのような光景が広がっているのですね。 新鮮な印象の写真を、どうもありがとうございます。 太陽風は、高速の状態が続いています。 速度は、500km/秒前後を維持していて、 磁場強度も、4〜5nTで安定しています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールの広がりは西(右)に遠ざかり、 写真の中でコロナホールは目立たなくなっています。 太陽風の高まりも、終わりに近づいていると思われます。 磁気圏の活動は、変化の頻度は下がっていますが、 AE指数で1000nTに達する変化も起きていて、 ある程度活発な状態が続いています。 太陽は、中央部の東寄りに新しく、小さい黒点が現れています。 X線グラフは、小さい変化が頻繁に起きていますが、 大きく目立っている2585群で起きているようです。 特に強まる様子は見られませんが、この後どうなるでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超える状態が続いていますが、 少しずつ下がる傾向が見えています。 (c) 高坂雄一氏 カナダのイエローナイフの中心部から見た、現地5日深夜のオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 カナダのイエローナイフの中心部から見た、現地5日深夜のオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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