宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:29)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 2 --- ---
9/ 1 05:10 C2.2
8/31 03:22 C2.7

黒点  9/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2580 3 β ---
2581 1 α ---
2584 2 β ---
2585 8 β C2
2586 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:12 555 -3.6
-2 h 565 -5.9
-4 h 561 +1.4
-6 h 523 +2.9
-8 h 490 -2.1
-10 h 478 -1.6
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
9/ 2 0.4 2x10^3
9/ 1 0.4 3x10^2
8/31 0.4 2x10^2
8/30 0.4 1x10^3
8/29 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 8/28 14:09 太陽風は平均的な状態です。明日くらいから速度が高まるかもしれません。
2016/ 8/29 07:34 太陽風はやや低速で、穏やかです。太陽に新しい黒点が出現しています。
2016/ 8/30 13:52 太陽風は低速風です。カナダのオーロラをどうぞ。
2016/ 8/31 12:51 太陽風はやや高速になっています。磁気圏も活動的です。
2016/ 9/ 1 11:08 太陽風はやや強まった状態が続いています。今後、一段と高まりそうです。
最新のニュース

2016/ 9/ 2 10:29 更新
太陽風の速度が高まり、オーロラの活動も強まっています。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダ・イエローナイフに滞在中の高坂雄一さんより、
現地、8月31日22時(世界時9月1日4時)頃から、
9月1日3時半(世界時1日9時半)にかけて現れた
オーロラの写真をいただきました。
空が暗くなる前からオーロラは現れ始め、
夜半前にはかなりの動きになり、
そして、午前3時半に空が雲で覆われるまで、
ずっと活発なオーロラが見られたそうです。

時刻としては、昨日のニュースの直後、
今日のグラフの最初の頃のオーロラの様子です。
太陽風のデータは、初めは欠けていますが、
再開後、-5〜 -10nTと大きく南を向いた磁場が観測されています。
この影響が大きかったようです。
AE指数は、データエラーのため、グラフ全体が太くなっていますが、
それを差し引くと、オーロラの写真が撮られた頃は、
500nT前後の中規模の活動が起きていたようです。

高坂さんによると、
毎晩のように良いオーロラが出現していて、
撮影やその後の整理作業に追われて、
寝る時間もないほどだそうです。
うらやましくなるような悲鳴です。
速報の写真をどうもありがとうございます。



オーロラ写真の時間帯の後、太陽風の高まりは更に強まっています。
日本時間で今日に入る頃、速度は550〜600km/秒へ高まっています。
磁場強度は、7nT付近であまり変化していません。
南北成分は、南に振れている時間も長くなっていて、
磁気圏の活動をさらに高めています。
AE指数のグラフは、エラー分を差し引いても、
1500nT近い激しい変化も起きています。
極域では、素晴らしい夜を迎えているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球側の巨大なコロナホールに加えて、
南半球側のコロナホールも太陽の中心に見えています。
太陽風の乱れは、この後も5日以上続きそうです。


太陽は、東の2586黒点群が少し大きくなっているようです。
しかし、X線グラフには目立った変化はなく、
太陽は穏やかです。



カナダのイエローナイフで、現地8月31日から9月1日にかけて現れたオーロラの様子。
(c) 高坂雄一氏


カナダのイエローナイフで、現地8月31日から9月1日にかけて現れたオーロラの様子。
(c) 高坂雄一氏


カナダのイエローナイフで、現地8月31日から9月1日にかけて現れたオーロラの様子。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。