宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/ 2 10:29 更新 太陽風の速度が高まり、オーロラの活動も強まっています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダ・イエローナイフに滞在中の高坂雄一さんより、 現地、8月31日22時(世界時9月1日4時)頃から、 9月1日3時半(世界時1日9時半)にかけて現れた オーロラの写真をいただきました。 空が暗くなる前からオーロラは現れ始め、 夜半前にはかなりの動きになり、 そして、午前3時半に空が雲で覆われるまで、 ずっと活発なオーロラが見られたそうです。 時刻としては、昨日のニュースの直後、 今日のグラフの最初の頃のオーロラの様子です。 太陽風のデータは、初めは欠けていますが、 再開後、-5〜 -10nTと大きく南を向いた磁場が観測されています。 この影響が大きかったようです。 AE指数は、データエラーのため、グラフ全体が太くなっていますが、 それを差し引くと、オーロラの写真が撮られた頃は、 500nT前後の中規模の活動が起きていたようです。 高坂さんによると、 毎晩のように良いオーロラが出現していて、 撮影やその後の整理作業に追われて、 寝る時間もないほどだそうです。 うらやましくなるような悲鳴です。 速報の写真をどうもありがとうございます。 オーロラ写真の時間帯の後、太陽風の高まりは更に強まっています。 日本時間で今日に入る頃、速度は550〜600km/秒へ高まっています。 磁場強度は、7nT付近であまり変化していません。 南北成分は、南に振れている時間も長くなっていて、 磁気圏の活動をさらに高めています。 AE指数のグラフは、エラー分を差し引いても、 1500nT近い激しい変化も起きています。 極域では、素晴らしい夜を迎えているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球側の巨大なコロナホールに加えて、 南半球側のコロナホールも太陽の中心に見えています。 太陽風の乱れは、この後も5日以上続きそうです。 太陽は、東の2586黒点群が少し大きくなっているようです。 しかし、X線グラフには目立った変化はなく、 太陽は穏やかです。 (c) 高坂雄一氏 カナダのイエローナイフで、現地8月31日から9月1日にかけて現れたオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 カナダのイエローナイフで、現地8月31日から9月1日にかけて現れたオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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