宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 8/25 13:10 更新 500km/秒台の高速太陽風が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、 カナダ・ノースウェストテリトリーのフォートスミスで撮影された オーロラの写真をいただきました。 現地22日1時(世界時22日7時)頃から、 良い感じのオーロラが現れ始めたそうで、 大きい写真を1枚と連続写真を2枚掲載しています。 23日のニュースでこの頃の様子を見ると、 太陽風は、430km/秒と平均的な速さで、 磁場の南北成分は、 -5nTと南向きの状態が続いていました。 このため、オーロラの活動が高まったようです。 AE指数は、250nTと小規模の変化に留まっており、 激しい活動ではありませんでしたが、 フォートスミスの上空では、美しいオーロラが輝いたようです。 湖面に反射するオーロラもとてもきれいです。 ここは、世界で一番大きな星空保護区のウッドバッファロー国立公園 とのことで、素晴らしい星空も楽しめたことでしょう。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、昨日よりも少し上がって、 530km/秒となっています。 一方、磁場強度は、昨夜のうちに5nTに下がり、 そのまま安定しています。 磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に変化しています。 磁気圏の活動は、ある程度高まった状態が続いていて、 AE指数は、900nTや700nTの中規模の変化が記録されています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は、2日ほどで終わっています。 今回も同程度と考えると、 明日には速度は下がっているかもしれません。 太陽は、北東(左上)に新しい黒点が発生しています。 更に発達するかどうか、しばらく注目して下さい。 X線グラフには目立った変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) 高坂雄一氏 カナダのフォートスミスで、現地22日1時(世界時22日7時)頃に現れたオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 カナダのフォートスミスで、現地22日1時(世界時22日7時)頃に現れたオーロラの様子。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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