宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 8/ 6 12:20 更新 太陽風は650km/秒の高速風になっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は再び上昇を始め、 夜にかけて、650km/秒とかなり高い速度に達しました。 磁場強度は、6nT付近でほぼ安定しています。 27日周期の図の前周期と同じくらいに 速度が高まったことになります。 前周期は、この後も1週間ほど高速の太陽風が続いています。 今回もこのような推移になるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTを挟んで、南北に頻繁に変化しています。 このため、磁気圏の活動も活発な状態が続き、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が、 ほぼ連続して発生しています。 今後も高速太陽風が続くと、 磁気圏の活動も、高まった状態が続きそうです。 太陽は、西側(右側)の黒点に、 2572群と新しい番号が付けられています。 昨日は、2570群の再出現と紹介しましたが、 SDO衛星の磁場写真で推移を見ると、 2570群の位置と少しずれた場所に発生していました。 そのため、新しい群番号に変わったようです。 この2572群では、小さいフレアの発生が続いています。 ひとつだけ、C1.4に達するフレアも起きています。 活動が強まるか、注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000に高まった状態が続いています。 太陽風が一段と強まったので、 こちらももう一段強まるかもしれません。 SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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