宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 8/ 5 13:07 更新 小型の彗星が太陽に近づいて、消えたようです。高速の太陽風が続いています。 担当 篠原 昨日紹介した小型の彗星は、 昨日の朝の時点でSOHO衛星LASCO C2の画面に入っていて、 ニュースを更新した頃には、 既に太陽にかなり近くなっていました。 接近の様子を、LASCO C3、C2の動画で紹介します。 SOHO衛星の写真を見た様子では、 彗星は太陽に接近して、そのまま消えてしまったようです。 現在、太陽の向こう側に位置しているSTEREO Ahead衛星でも、 COR2のカメラで彗星が撮影されていました。 2枚目にこちらの動画を掲載します。 太陽を反対側から見ているので、 彗星は左側から接近しています。 その太陽では、2か所に黒点が出現しています。 西側(右)は、一旦見えなくなっていた2570群の再出現。 東側(左)は、新しい2571群です。 太陽風は、速度が550km/秒へ少し下がりましたが、 高速の状態は続いています。 磁場強度は、6nT付近と平均的な値です。 磁気圏の活動も活発に続いていて、 AE指数は、500nTから、最大1200nTに達する変化も 記録しています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15衛星(青線)で、10,000に上昇しています。 高速の太陽風が続いているので、 更に高まる可能性があります。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の向こう側のSTEREO Ahead衛星から見た彗星の接近。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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