宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/27 12:42 更新 太陽は無黒点が続いています。太陽風は低速で穏やかです。 担当 篠原 太陽は、今日も無黒点です。 25日から見えなくなっているので、3日連続です。 可視光写真を見ると、南東(左下)に白斑が見える領域があり、 SDO衛星AIA193でも、ここは明るく光っているのですが、 黒点は見えていません。 STEREO Ahead衛星の写真でも、 太陽の東端の向こう側には黒点はないようで、 無黒点の状態はしばらく続くかもしれません。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が続いていますが、 西の端の向こう側で起きている現象で、 今後は見えなくなります。 太陽風の速度は、350km/秒から330km/秒へ、 更に低速になっています。 磁場強度も、3nTに下がっていて、 太陽風は穏やかになっています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向となっていますが、 振れ幅は小さく、速度も遅くなっているため、 磁気圏への影響は弱く、 AE指数は、2回ほど小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心部の西寄り(右側)に、 小さいコロナホールが見えています。 明後日くらいから、 太陽風に弱い影響がやって来るかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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