宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/24 12:56 更新 M7.6、M5.5と中規模フレアが2回発生しています。 担当 篠原 2567黒点群で、M7.6、M5.5と、 更に2つの中規模フレアが発生しました。 昨日の午後、23日14時(世界時23日5時)と、 23日14時半(世界時23日5時半)です。 SDO衛星AIA131とAIA304による動画を掲載します。 最初のフレア(世界時23日2時)は、昨日お知らせしたM5.0で、 その直後に、M7.6、M5.5のフレアが、 写真の上下に並んで発生しています。 2567群では、Mフレア以降も、 C1〜2の小規模フレアが、これまでに6回起きていて、 動画の中でも、小さい活動が繰り返し発生しています。 今回のフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 発生箇所が西の端だったので、 太陽のガスは右方向に飛び出しています。 このため、地球への影響はないでしょう。 2567黒点群は、もうすぐ見えなくなります。 完全に没するまで注目して下さい。 一方、その他の部分に黒点はなく、 明日の太陽写真は、無黒点になっているかもしれません。 太陽風は、370km/秒とやや低速の状態で安定しています。 磁場強度は、7nTとやや高まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄りですが、 中盤以降は北寄りになっています。 磁気圏も基本的に穏やかで、 AE指数のグラフは、前半に高まりがありますが、 以降は静かです。 太陽風は、しばらく穏やかに推移しそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Mフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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