宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 7/21 12:58 更新 2567黒点群でMクラスのフレアが2回発生しました。 担当 篠原 今朝、2567黒点群で、Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。 21日9時半(世界時21日0時半)のM1.2と、 21日10時半(世界時21日1時半)のM1.0です。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 動画の中で最も激しく変化が起きているのは、 2つめのM1.0フレアです。 2567群は、今朝になって急に活動度が高まり、 21日7時(世界時20日22時)のC4.6以降、 C3.6、C3.4、C3.7と小規模フレアを起こし、 Mクラスフレアの発生に繋がりました。 Mフレアの発生は、 4月18日のM6.7以来で、3か月ぶりです。 また、2016年のMフレアとしては、7回目と8回目です。 今年は、Xクラスのフレアの発生はなく、 半年を過ぎても、M以上のフレアの発生数は1桁のままです。 昨年は、M以上のフレアは127回起きており、 太陽活動の落ち込みがよく分かります。 2567群の活動に、引き続き注目して下さい。 太陽風は、昨日いっぱい、 550km/秒の高速風が続きましたが、 今日に入るとゆっくりと下がって、 現在は450km/秒とやや高速程度に落ち着いています。 磁場強度は、10nTと強まったままで安定しています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが西に進んでいます。 続いて、この領域の影響が始まるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は、ずっと北寄りになっています。 このため、磁気圏の活動度は低くなっていて、 AE指数のグラフは、中盤以降は変化がありません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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