宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/16 10:05 更新 2567黒点群が発達しています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 昨日、2565黒点群の左に現れた新しい黒点に、 2567黒点群と番号が付きました。 その後、急速に発達して、 現在は2565群と並ぶ大きさに広がっています。 1日半の発達の様子を、SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。 フレアは、昨夜と今朝に、 C2の小規模フレアを2回起こしています。 NOAAの黒点群リストによると、 磁場の構造は複雑になっているそうで、 今後、フレアの規模が高まるかどうか注目してください。 太陽風の速度は、650km/秒から620km/秒へ少し下がりましたが、 高速の状態が続いています。 一方、磁場強度は、7nTから4nTへ弱まっています。 高速風の領域としては、終わりに近づいているようです。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近から、南向きの変化が、度々発生しています。 速度がだいぶ高まっていることもあり、 磁気圏の活動も活発のようで、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500〜800nTの変化が繰り返し発生しています。 グラフの後半に入ると、変化がやや小さくなっていますが、 これは、磁場強度が下がってきて、 南向きの変化も小さくなっている影響でしょう。 27日周期の図を見ると、 前周期は、ちょうど27日前の6月19日から 太陽風速度の低下が始まっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは西の端に進み、見えなくなりつつあります。 太陽風の高まりも、そろそろ終わりに向かいそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を割って、下がり始めています。 高速風も下がり始めているので、 ここからは減少しそうです。 (c) SDO(NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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