宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 09:48 C2.7
7/ 7 16:49 C5.1
7/ 6 --- ---

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2561 4 β C5
2562 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 529 +3.9
-2 h 492 -1.1
-4 h 495 +0.6
-6 h 486 -0.3
-8 h 510 -2.5
-10 h 510 +5.8
-12 h 455 -6.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
7/ 8 0.6 3x10^1
7/ 7 0.5 6x10^2
7/ 6 0.4 4x10^2
7/ 5 0.6 4x10^2
7/ 4 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/ 3 12:55 太陽は無黒点が続いています。太陽風は少し高まっています。
2016/ 7/ 4 13:12 太陽に小さい黒点が発生しています。太陽風はやや高速です。
2016/ 7/ 5 12:32 太陽に黒点は見えていません。太陽風は平均的な状態です。
2016/ 7/ 6 15:20 太陽に黒点が現れています。太陽風は低速です。
2016/ 7/ 7 12:32 コロナホールによる太陽風の高まりが始まりました。
最新のニュース

2016/ 7/ 8 12:20 更新
C5.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は高速風になっています。

担当 篠原

太陽の南西(右下)に発生した2561黒点群で、
昨夕、7日17時(世界時7日8時)に、
C5.1の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

C5に達するフレアは、およそ1か月前の、
6月11日に発生したC6.5以来です。

太陽では、東端からも南北に新しい黒点が現れています。
南側の黒点には、2562群と番号が付いています。
また、北側の黒点の近くでは、
今朝、C2.7の小規模フレアが起きています。

静かな状態が続いた太陽ですが、少し活気が出てきたようです。


太陽風は、更に速度が高まって、
520km/秒の高速風になっています。
磁場強度は、10nTから8nTへ少しだけ下がっています。
コロナホールの影響が強まってきたようです。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールは太陽の北東側(左上)にかけて、大きく広がっています。
影響はしばらく続きそうです。


太陽風磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化しています。
速度の高まりとともに、磁気圏への影響も強まっていて、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
500〜700nTの中規模の変化が、連続的に発生しています。


27日周期の図を見ると、
前周期は太陽風の速度が600km/秒に達し、
6月19日まで高まった状態が続いています。
今回も同様の推移をすると、
7月16日頃まで太陽風の高まりは続きそうです。




2561黒点群で発生したC5.1の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。