宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 7/ 8 12:20 更新 C5.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は高速風になっています。 担当 篠原 太陽の南西(右下)に発生した2561黒点群で、 昨夕、7日17時(世界時7日8時)に、 C5.1の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 C5に達するフレアは、およそ1か月前の、 6月11日に発生したC6.5以来です。 太陽では、東端からも南北に新しい黒点が現れています。 南側の黒点には、2562群と番号が付いています。 また、北側の黒点の近くでは、 今朝、C2.7の小規模フレアが起きています。 静かな状態が続いた太陽ですが、少し活気が出てきたようです。 太陽風は、更に速度が高まって、 520km/秒の高速風になっています。 磁場強度は、10nTから8nTへ少しだけ下がっています。 コロナホールの影響が強まってきたようです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは太陽の北東側(左上)にかけて、大きく広がっています。 影響はしばらく続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化しています。 速度の高まりとともに、磁気圏への影響も強まっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500〜700nTの中規模の変化が、連続的に発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期は太陽風の速度が600km/秒に達し、 6月19日まで高まった状態が続いています。 今回も同様の推移をすると、 7月16日頃まで太陽風の高まりは続きそうです。 2561黒点群で発生したC5.1の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |