宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 7 12:32 更新 コロナホールによる太陽風の高まりが始まりました。 担当 篠原 太陽は、2560黒点群は見えなくなりましたが、 南西(右下)に新しい黒点が出現しています。 今日も無黒点ではありません。 フレアの発生はなく、太陽は静かです。 太陽風は、今朝までは320km/秒の低速状態でしたが、 磁場強度が10nTに高まり、速度も400km/秒へ上昇しています。 コロナホールによる太陽風の高まりが始まったようです。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場の強まりとともに、初めは大きく北へ振れましたが、 その後南向きに切り替わって、-10nTと大きく変化しています。 磁気圏の活動も刺激を受けて、 AE指数は500nTの中規模の変化が発生しています。 南極の昭和基地のオーロラの動画を掲載します。 世界時7日0時頃から強い輝きが発生していますが、 AE指数のグラフの最後の高まりに対応する活動です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは緯度をやや高めながら、東端まで広がっています。 このため、太陽風への影響も、1週間程度続く可能性があります。 南極の昭和基地で、世界時6日23時〜7日3時に観測されたオーロラ(表示は、世界時+3時)。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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