宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 3 12:55 更新 太陽は無黒点が続いています。太陽風は少し高まっています。 担当 篠原 太陽は、今日も黒点は見えません。 6月24日のニュースから無黒点の日が続いていて、 今日で10日連続です。 SDO衛星AIA193の写真では、 太陽の東端に、明るく光る活動的な領域が見えています。 ここに黒点があるでしょうか。 この領域の出現に注目してください。 X線のグラフは、ほとんど変化がなく、 太陽はとても静かです。 太陽風は、今日の未明に磁場強度の強まりが到来し、 5nTから10nT前後へ少し強まっています。 その後、速度も少し上がって、 370km/秒とやや低速だった太陽風は、 現在は450km/秒前後とやや高速になっています。 27日周期の図の前周期に見られた太陽風の高まりが、 少し遅れて回帰してきたようです。 前回は600km/秒まで太陽風の速度は高まりましたが、 今回はどうなるでしょうか。 そして、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 東側に斜めに大きく広がるコロナホールが見えています。 5日後くらいから影響が及び始めそうです。 磁気圏では、小規模の変化が発生しています。 太陽風がやや強まっているので、 やや活動的な状態が続く可能性があります。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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