宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 5 12:32 更新 太陽に黒点は見えていません。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日、太陽の西側に現れた小さい黒点は、 それ以上目立つ大きさにはならず、 今朝くらいにほとんど見えなくなっています。 また、東端から現れた領域も、 SDO衛星の拡大写真で、 かろうじて小さい点が1つ見える程度で、 目立つほどの規模の黒点はありませんでした。 結果として、NOAA/SWPCの報告では、 今日も黒点は無しとなっています。 WDC-SILSOから発表される黒点相対数はどうなっているか、 来月の初めの発表をお待ち下さい。 東端から現れた領域は、特に活動もなく、 太陽は穏やかです。 太陽風は、速度が400km/秒へ下がり、 太陽風の弱い高まりは終わっています。 磁場強度は、5nTと平均的な値です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールの先頭(右端)が、 太陽の中心に達しています。 3日後くらいから、太陽風は再び高まりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 変化は小さいですが、南寄りになっています。 このため、磁気圏では小規模の活動が続いていて、 AE指数は、300nTから500nTに達する程度の変化が、 度々発生しています。 太陽風が落ち着いてきたので、 磁気圏の変化も弱くなりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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