宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 4 13:12 更新 太陽に小さい黒点が発生しています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 SDO衛星の太陽の可視光写真の西側(右側)に、 とても小さい黒点が見えています。 ニュースに掲載している太陽写真に黒点が見えているのは、 6月23日以来です。 久しぶりの黒点出現は、 国立天文台太陽観測所からもツイートされています。 ただ、SDO衛星の動画を見ると、 この他にも太陽の中央部で 一時的に現れて消えた黒点がいくつかあるようです。 1日毎の黒点相対数がどうなっているかは、 来月の発表を待って下さい。 また、太陽の東端から活動的な領域が上がりつつあります。 GOES衛星のX線グラフも、少しだけですが強まっています。 可視光写真では、黒点の様子はまだ分かりませんが、 明日には全体が見えてきそうです。 太陽風は、450km/秒とやや高速の状態が続いています。 磁場強度は、10nTから5nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 太陽風の高まりは、前周期よりも弱くなっているようです。 磁気圏では小規模の活動が時々発生していて、 AE指数は、500nT程度の変化になっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の北東の端(左上)から中央にかけて、 斜めにコロナホールが伸びています。 前周期よりも少し広がっているようです。 3〜4日後くらいから、太陽風の強まりが始まりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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