宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 2 13:15 更新 6月の黒点相対数は、20.9 と大きく下がっています。 担当 篠原 6月の黒点相対数は、20.9 とWDC-SILSOより発表されました。 5月は、52.1 だったので、一気に半分以下に下がっています。 黒点相対数が 20 まで下がったのは、 2010年6月の18.8以来で、6年ぶりのことです。 ただし、これは第24期の始まりの頃の値です。 今回の様に周期の後半で初めて20に下がったのは、 前周期の第23期では、2006年1月のことです。 この時も 20.9 と偶然ですが今回と同じ値になっています。 黒点が見えなかった日、黒点相対数が0になっていた日数は、 6月は9日に達しています。 そもそも、黒点相対数が0になったのも、 2014年7月以来、2年ぶりのことだったのですが、 それ以降、0の日が一気に増加しています。 今日の太陽も、黒点は見えない状態が続いています。 今後、太陽活動がどのように推移していくのか、 長い目でゆっくりと注目して下さい。 GOES衛星のX線グラフは、今日も変化はなく、 太陽はとても穏やかです。 太陽風は、速度が400km/秒から370km/秒へ下がり、 やや低速の状態になっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値です。 27日周期の図の前周期のグラフでは、 今日あたりから太陽風の高まりが始まっていたのですが、 今回は今のところ穏やかです。 この後、変化がやって来るのかどうか、 明日にかけて太陽風のデータに注目して下さい。 AE指数は、前半は小規模の変化が起きていますが、 中盤以降は静かになっています。 太陽風が落ち着いているので、 磁気圏も穏やかに推移しています。 太陽黒点相対数の長期変化。6月の黒点相対数は20.9でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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