宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 7/ 1 13:32 更新 太陽は無黒点です。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽は、黒点の見えない状態が続いています。 昨日の小さい点も、現在は見えなくなっています。 この後、6月の太陽黒点相対数がSILSOより発表されます。 どのような値になるのか、注目して下さい。 太陽風は、セクター境界がやって来た影響か、 磁場と速度に弱い変化が発生しています。 磁場強度は、昨夜に入って、 4nTから8nTへやや強まる変化が起きました。 それとともに、太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクター境界が来ています(27日周期の図を参照して下さい)。 その後、速度が350km/秒から400km/秒へ上がり、 低速から平均的な速さに戻っています。 前周期も、セクターの切り替わりが起きて、 速度の高まりへ繋がっていきました。 今回も同様の推移になるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 南寄りに変化するようになっています。 このため、磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数は、500nTの中規模の変化が起き始めています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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