宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/30 10:59 更新 太陽はとても穏やかです。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 太陽は、ほとんど黒点の見えない状態が続いています。 今日のSDO衛星の拡大写真では、 東側(左側)の中ほどに、とても小さい点が見えています。 この領域が、これから大きくなるのか、 一昨日の点のように、すぐ消えてしまうのか、 この後の変化に注目してください。 X線グラフもほとんど変化がなく、 太陽は穏やかな状態が続いています。 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続き、 今朝には、350km/秒と低速の状態になりました。 磁場強度も、4nTから3nTへ弱まりつつあるようです。 磁気圏も、より穏やかになっていて、 AE指数は、200nTの小さい変化が時々起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが太陽の中心線に達しています。 27日周期の図を見ると、この領域による太陽風への影響は、 前周期は世界時6月5日に始まっています。 これは、今回の7月2日に相当します。 明後日くらいから、太陽風の高まりが回帰しそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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