宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/29 12:30 更新 太陽は無黒点です。太陽風は平均的な状態に戻りました。 担当 篠原 太陽で昨日見えていた小さい黒い点は、 今朝くらいまで残っていましたが、 大きくなることはなく、現在は見えなくなっています。 太陽は、完全に黒点の見えない状態に戻っています。 X線のグラフも、変化がなくなり、 太陽はとても穏やかです。 STEREO Ahead衛星の写真を見ても、 東端のすぐ向こう側に活動的な領域はなく、 無黒点の状態はしばらく続くかもしれません。 太陽風は、速度が400km/秒に下がりました。 磁場強度も4nTで安定していて、 太陽風は平均的な状態に戻っています。 AE指数では、小規模の変化が時々起きていますが、 全体としては穏やかになっています。 SDO衛星AIA193の西側に見えるコロナホールの影響が、 これからやって来るかどうか、 また、現在中央部に見えているコロナホールの影響が、 3日後くらいにやって来るかどうか、 今後の変化の注目点はこの辺りでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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