宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/28 12:01 更新 480km/秒と高速の太陽風は続いています。 担当 篠原 太陽は、今日もはっきりと分かる黒点は見えていません。 SDO衛星の可視光写真を拡大して見ると、 東端の白斑の領域に、小さく黒い点が見えているようです。 この後、どうなるでしょうか。 X線のグラフでは、Bクラスの小さい活動が起きていて、 太陽の東端と、その右の太陽の内側に入った領域で発生しています。 太陽風は、速度が500km/秒から460km/秒に下がり、 再び、480km/秒へ上がる小幅の変化をしていますが、 高速風が続いています。 磁場強度は、4nTへやや下がっています。 磁気圏の活動は、次第に規模が小さくなっています。 AE指数の変化は、500nTから250nTほどに弱まっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風の高まりは、6月1日から下がり始めています。 今回も、この辺りで終わりに向かうのかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では、 前周期には見られなかったコロナホールが 太陽の西側に進んでいます。 今後の太陽風の推移に注目してください。 5日ぶりに黒点出現か?SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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