宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/23 13:53 更新 太陽は無黒点になりそうです。太陽風磁場が強まっています。 担当 篠原 太陽が無黒点寸前になっています。 西の端に達していた2553群は見えなくなり、 中央部に残った2556群は、規模が小さくなって、 黒い点がかすかに見える程度に弱まっています。 再び無黒点になってしまうのか、明日の太陽面に注目してください。 太陽はとても静かで、 X線のグラフはほとんど変化がありません。 太陽風は、昨日の夕方から磁場強度が強まり、 深夜には15nTまで高まりました。 現在も、10nT前後に強まった状態が続いています。 一方、速度は、今日の未明から変化が始まり、 それまでの350km/秒から、 一時的に450km/秒へ高まりましたが、 その後急に下がって、現在は350km/秒に戻っています。 磁場強度が高まっていることや、 27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、 これから太陽風の速度は再び高まっていく可能性があります。 こちらの推移にも注目して下さい。 磁気圏の活動度はやや高まり、 AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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