宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/20 12:38 更新 高速の太陽風は終わりつつあります。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽の北西(右上)に現れた黒点群は、 2558群と番号がつきました。 この2258群で、昨夜、19日21時(世界時19日12時)に、 C1.7の小規模フレアが発生しました。 Cクラスに達するフレアは、 13日のC3.0以来、6日ぶりの発生です。 2558群ではもう一度、 C1にぎりぎり届かないくらいのフレアも起きています。 どちらも規模の小さい現象ですが、 2558群の活動はこの後も続くでしょうか。 太陽風は、昨日のニュース以降、 速度はゆっくりと低下して、 今朝には、460km/秒程度まで下がりました。 ACE衛星の最新値では、一時的に500km/秒に上がっていますが、 速度はこの後も下がっていきそうです。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態で安定しています。 磁気圏も穏やかになっていて、 AE指数のグラフは、 後半は変化がほとんど見られなくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 南半球のコロナホールが中央線を通過し、 続いて、北半球のコロナホールも中央線に近づいています。 これから再び、太陽風の高まりが到来する可能性があります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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