宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/19 10:15 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、600km/秒に高まった状態が続いています。 6月11日に速度が高まって以来、上下しながらですが、 およそ8日にわたって高速の太陽風が続いています。 太陽風の磁場強度は、 6nTから4nTヘゆっくり下がっています。 SDO衛星AIA193では、 高速風の発生源と思われるコロナホールは、 太陽の西の端に達しています。 太陽風の高まりは、一旦終わりに向かうのではないかと思います。 一方、SDO衛星AIA193の写真では、 太陽の中央部に次のコロナホールが見えています。 3日ほど経つと、この領域の影響が始まりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 南北に小刻みに変化していますが、 振れ幅は次第に小さくなっています。 このため、オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 前半は500nT前後の中規模の変化が発生していますが、 次第に変化が小さくなっています。 今後、太陽風の高まりが弱まるとすると、 磁気圏も穏やかな状態が続くでしょう。 太陽は、中央部に2557黒点群と、 北西(右上)寄りに新しい黒点が現れています。 活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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