宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/16 12:49 更新 太陽風は、500km/秒台後半の高速状態が続いています。 担当 篠原 昨日のニュースの頃に、 700km/秒近くまで高まっていた高速の太陽風は、 その後、ゆっくりと速度を下げて、 今朝、550km/秒まで下がりました。 その後、少し戻して、現在は600km/秒近くに上がっています。 5nTだった磁場強度は、昨夜のうちに10nTに上がり、 再び5nTに戻るという変化をしています。 このように、細かい変化をしながらですが、 コロナホールによる高速太陽風は続いています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは太陽の西半球(右側)に進んでいて、 高速風の影響は後半に入っていると考えられます。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 このため、磁気圏への影響は弱くなっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 前半は、小規模の変化が起きていますが、 後半は完全に静かになっています。 このまま磁場の北寄りの傾向が続くと、 高速風が続いても、磁気圏の変化は小さいままになるでしょう。 太陽は、目立った変化はなく、 穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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