宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/ 8 16:19 更新 太陽に5日ぶりに黒点が現れています。高速の太陽風は終わりつつあります。 担当 篠原 太陽の中央部の北西側(右上)に、2552黒点群が発生しました。 NOAAの黒点群のリストでは、 6月4日から7日まで、4日間無黒点の日が続き、 5日めの今日、新しい黒点群の番号がつきました。 SDO衛星の写真では、昨夜くらいから黒点が見え始めていました。 この時には、中央部の別の2か所にも黒点が見えていましたが、 それらはすぐに消えています。 X線のグラフに目立った変化はなく、 太陽は、穏やかな状態が続いています。 太陽風は、速度が450km/秒まで下がり、 やや高速程度になっています。 磁場強度は、5nT前後で安定しています。 磁場の南北成分は、南向きには小さく変化する程度ですが、 AE指数のグラフは、ある程度活動的で、 500nTの中規模の変化が一日にわたって発生しています。 高速の太陽風はそろそろ終わり、 一旦、穏やかな風になるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の中心線に達していて、 3日後くらいからは、この領域の影響で、 太陽風が再び高まるかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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