宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/ 3 16:44 更新 太陽は無黒点になっています。太陽風は低速風になっています。 担当 篠原 2551黒点群が西に沈み、2550群は黒点が見えなくなり、 太陽は無黒点になっているようです。 第24活動周期の極大を過ぎてから、 太陽に黒点が見えなくなったのは、 2014年7月17日以来となるかもしれません。 記念に、SDO衛星による、やや大きい写真を掲載します。 北西の端(右上)の白斑の場所に、2550群があったのですが、 今は黒点は見えません。 太陽の活動も次第に低下してきて、 これからは、こんな太陽が増えていくのでしょう。 太陽風も、速度が300km/秒まで下がり、 かなり低速の風に変わっています。 27日周期の図を見ると、高速風が通り過ぎた後、 そのまま下がっている様子がよく分かります。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱くなっているようです。 磁場の南北成分は、0nT付近に留まっています。 磁気圏も穏やかで、AE指数はほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが中央部に見えています。 この領域の影響が、 2〜3日後くらいに始まるかもしれません。 太陽に黒点が見えなくなっています。SDO衛星の可視光写真。 (c) SDO(NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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