宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/ 7 11:38 更新 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、600km/秒から500km/秒に下がりましたが、 依然、高速の風が続いています。 磁場強度は、7nTから5nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 高速太陽風は、ピークを過ぎ、後半に入っているようです。 太陽風磁場の南北成分は、変化が次第に小さくなり、 0nT付近に留まるようになっています。 太陽風の速度が下がってきたことも重なって、 磁気圏の活動は次第に小さくなっています。 AE指数のグラフは(2枚目に京都大学WDCの図を掲載しています)、 変化の大きさが、1000nTから500nTに下がり、 さらに、200nT程度に弱くなっています。 その中でも、南極の昭和基地ではオーロラが撮影されています。 昨日に続いて、動画を掲載します。 天の川と重なって、美しい光景です。 高速の太陽風は、この後も次第に速度を下げていくでしょう。 続いて太陽風に影響を及ぼす可能性のあるコロナホールが、 SDO衛星AIA193の太陽の北東部(左上)に現れています。 変化が始まるのは、4〜5日後くらいになりそうです。 太陽は、今日も黒点が見えません。 X線のグラフも、低いレベルで平坦になっていて、 目立った活動が起きていないことを示しています。 一方、STEREO Ahead衛星で、 太陽の東端の向こう側を見ると、 赤道付近に活動的な領域があるようです。 この領域が現れれば、無黒点の状態も終わりそうです。 南極の昭和基地で、世界時6日21時〜7日2時に観測されたオーロラ(表示は、世界時+3時)。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時6月6日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC STEREO Ahead衛星による、太陽の東端の向こう側。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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