宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 7 --- ---
6/ 6 --- ---
6/ 5 --- ---

黒点  6/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 505 +2.1
-2 h 505 -2.4
-4 h 508 -0.7
-6 h 510 -1.1
-8 h 500 -0.7
-10 h 532 -0.9
-12 h 561 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -23 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
6/ 7 0.3 4x10^3
6/ 6 0.3 4x10^2
6/ 5 0.4 3x10^3
6/ 4 0.4 3x10^3
6/ 3 0.5 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 6/ 2 19:42 太陽風の速度は下がり、やや低速になっています。太陽の黒点が見えなくなりそうです。
2016/ 6/ 3 16:44 太陽は無黒点になっています。太陽風は低速風になっています。
2016/ 6/ 4 12:37 太陽は無黒点が続いています。5月の黒点数は 52.1 でした。
2016/ 6/ 5 06:56 太陽に黒点は見られません。太陽風は300km/秒と低速です。
2016/ 6/ 6 12:07 600km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2016/ 6/ 7 11:38 更新
高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。

担当 篠原

太陽風の速度は、600km/秒から500km/秒に下がりましたが、
依然、高速の風が続いています。
磁場強度は、7nTから5nTへ下がり、
平均的な状態に戻っています。
高速太陽風は、ピークを過ぎ、後半に入っているようです。

太陽風磁場の南北成分は、変化が次第に小さくなり、
0nT付近に留まるようになっています。
太陽風の速度が下がってきたことも重なって、
磁気圏の活動は次第に小さくなっています。
AE指数のグラフは(2枚目に京都大学WDCの図を掲載しています)、
変化の大きさが、1000nTから500nTに下がり、
さらに、200nT程度に弱くなっています。

その中でも、南極の昭和基地ではオーロラが撮影されています。
昨日に続いて、動画を掲載します。
天の川と重なって、美しい光景です。

高速の太陽風は、この後も次第に速度を下げていくでしょう。
続いて太陽風に影響を及ぼす可能性のあるコロナホールが、
SDO衛星AIA193の太陽の北東部(左上)に現れています。
変化が始まるのは、4〜5日後くらいになりそうです。


太陽は、今日も黒点が見えません。
X線のグラフも、低いレベルで平坦になっていて、
目立った活動が起きていないことを示しています。

一方、STEREO Ahead衛星で、
太陽の東端の向こう側を見ると、
赤道付近に活動的な領域があるようです。
この領域が現れれば、無黒点の状態も終わりそうです。




南極の昭和基地で、世界時6日21時〜7日2時に観測されたオーロラ(表示は、世界時+3時)。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時6月6日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


STEREO Ahead衛星による、太陽の東端の向こう側。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。