宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 6/ 2 19:42 更新 太陽風の速度は下がり、やや低速になっています。太陽の黒点が見えなくなりそうです。 担当 篠原 太陽風速度の高まりは、終わっています。 昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと下がり、 今朝には、400km/秒と平均的な速さに戻っていました。 そして、現在はもう一段下がり、 370km/秒とやや低速の状態になっています。 磁場強度は、4nTで安定しています。 南北成分は、南北にゆっくりと変化していますが、 振れ幅は小さくなり、 速度の低下と重なって磁気圏への影響は弱まっています。 このため、AE指数の変化は小さくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールが見えています。 3日後くらいから、 この領域の影響で太陽風がやや強まる可能性があります。 太陽は、2550群と2551群の2つの領域が西の端に近づき、 明日くらいで見えなくなりそうです。 その他の領域に、今のところ黒点は見えていないため、 太陽は無黒点の状態になるかもしれません。 明日の太陽面はどうなっているでしょうか。 注目して下さい。 今日は用件が重なってしまい、記事の更新が遅くなりました。 申し訳ありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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