宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/28 11:44 更新 太陽風の速度が次第に高まり、磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュース以降、400km/秒で推移し、 今日に入ると、450km/秒へ高まりました。 そして、現在は500km/秒と高速風に変わりつつあります。 前周期より少し早まっていますが、 コロナホールの影響が始まったようです。 太陽風の磁場強度は、 8nT前後にやや強まった状態が続いています。 このため、太陽風の速度は更に高まる可能性があります。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは地球へ影響が及び始める目安の位置に達したところです。 引き続き太陽風の高まりに注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、南北に小刻みに変化しています。 このため、磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数は、小中規模の変化が連続的に発生しています。 今後、速度が高まると、磁気圏への影響も強まって、 磁気圏の活動はより活発になる可能性があります。 太陽は、北西(右上)に2548黒点群と、 南東(左下)に新しい黒点が発生しているようです。 フレアの発生は特になく、穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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