宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/24 11:27 更新 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、今朝、24日3時(世界時23日18時)頃まで、 500km/秒程度の高速風が続きましたが、 その後、急に速度が下がり、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、4nTから5nTへ少し変化していますが、 こちらも平均的な値です。 高速の太陽風は、3日ほどで通り過ぎたようです。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 磁気圏への影響も小さく、 AE指数は、速度の高かった前半に、 300nTの小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北東側(左上)に、コロナホールが広がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期は5月2日頃から影響が始まっているようです。 今回も、5日後の29日あたりから、 太陽風の高まりがやって来るかもしれません。 太陽は、2546黒点群が西の端に近づいています。 この他に黒点は見られず、X線の変化も小さいものだけです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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