宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/21 10:19 更新 太陽風は430km/秒付近で安定し、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、磁場強度が8nT前後にやや強まった状態が続いています。 速度は、一時的に500km/秒近くまで上がる変化もありましたが、 全体としては、430km/秒と高まってはいません。 27日周期の図を見ると、前周期の速度の弱い高まりは、 4月24日から始まっています。 このため、太陽風の速度の変化は、 これから見られるのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りになっています。 このため、磁気圏は静穏になり、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 ほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは西に移動し、東側には目立った領域はありません。 この後、太陽風に目立った変化がなければ、 太陽風は、しばらく穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、中央の2546黒点群で、 Bクラスの小さいフレアが数回発生した程度で、 活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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