宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/19 12:32 更新 太陽風の高まりは終わりました。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 昨日は、500km/秒と高速の状態だった太陽風は、 今日に入ると一段下がり、 現在は430km/秒と、平均的な速さに戻っています。 磁場強度も、5nTと平均的な状態が続いています。 高速太陽風の領域は、通り過ぎたようです。 太陽風磁場の南北成分は、振れ幅も小さいのですが、 北寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動は弱くなり、 AE指数は、前半に変化がみられる程度で、 中盤以降は静かになっています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールは、更に西に進んでいます。 この領域の影響がこれからやって来るかもしれません。 再び太陽風が高まる可能性があります。 太陽は、X線グラフの変化も少なくなり、 とても穏やかです。 中央部の西側(右側)で、 小さい黒点が2か所に発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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