宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:36)
今日、C5.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 00:15 C5.4
5/14 20:27 C8.3
18:20 C2.8
5/13 --- ---

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
2542 16 β ---
2543 6 β C7
2544 6 β ---
2545 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 363 -5.7
-2 h 357 -5.8
-4 h 337 -3.8
-6 h 320 -2.2
-8 h 335 -3.4
-10 h 339 -2.4
-12 h 345 -5.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -27 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
5/15 0.3 2x10^4
5/14 0.4 3x10^4
5/13 0.3 1x10^5
5/12 0.4 1x10^5
5/11 0.4 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 5/10 12:32 600km/秒台の高速太陽風が続いています。水星の太陽面通過が発生しました。
2016/ 5/11 12:48 高速太陽風は後半に入り、500km/秒近くに下がっています。
2016/ 5/12 13:21 太陽風は平均的な状態に戻っています。4月の黒点数は 38.0 でした。
2016/ 5/13 12:51 太陽風はやや低速で、磁気圏も比較的穏やかです。
2016/ 5/14 12:39 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2016/ 5/15 08:36 更新
C7.4の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が強まっています。

担当 篠原

太陽の南東側(右下)の2543黒点群の活動が高まり、
昨夜、14日20時半(世界時14日11時半)にC7.4、
15日0時(世界時14日15時)にC4.8の
小規模フレアが発生しています。

どちらも短時間の変化で、
SDO衛星AIA131の動画では、
あまり目立たない見え方になっています。

2543群は西の端に近づいていますが、
それまでにどのような活動を起こすでしょうか。

また、中央部の2544黒点群でも小さい活動が見られ、
東の端からはやや大きい黒点が姿を現しています。


太陽風は、速度は350km/秒と低速ですが、
磁場強度が、10〜15nTに強まっています。
強まりは、今日に入った頃から始まっていて、
SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球側に見えていた
コロナホールの影響が到来しているのかもしれません。
引き続き速度も高まるのかどうか、注目して下さい。

磁場強度の高まりとともに、
磁場の南北成分が南向きに強まっています。
-8nT程度の南向きが4時間ほど続いていて、
AE指数は、800nTの変化になっています。

この後、太陽風の速度が高まると、
磁気圏への影響もより大きくなるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日の減少により、
GOES15(青線)で10,000に届く程度に減少しています。
まだ高い状態ですが、10万に達していた迫力はなくなっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。