宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/15 08:36 更新 C7.4の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が強まっています。 担当 篠原 太陽の南東側(右下)の2543黒点群の活動が高まり、 昨夜、14日20時半(世界時14日11時半)にC7.4、 15日0時(世界時14日15時)にC4.8の 小規模フレアが発生しています。 どちらも短時間の変化で、 SDO衛星AIA131の動画では、 あまり目立たない見え方になっています。 2543群は西の端に近づいていますが、 それまでにどのような活動を起こすでしょうか。 また、中央部の2544黒点群でも小さい活動が見られ、 東の端からはやや大きい黒点が姿を現しています。 太陽風は、速度は350km/秒と低速ですが、 磁場強度が、10〜15nTに強まっています。 強まりは、今日に入った頃から始まっていて、 SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球側に見えていた コロナホールの影響が到来しているのかもしれません。 引き続き速度も高まるのかどうか、注目して下さい。 磁場強度の高まりとともに、 磁場の南北成分が南向きに強まっています。 -8nT程度の南向きが4時間ほど続いていて、 AE指数は、800nTの変化になっています。 この後、太陽風の速度が高まると、 磁気圏への影響もより大きくなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日の減少により、 GOES15(青線)で10,000に届く程度に減少しています。 まだ高い状態ですが、10万に達していた迫力はなくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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