宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/14 12:39 更新 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 毎年5月になるとSOHO衛星LASCO C3に姿を現すプレアデス星団が、 今年も視界に入ってきました。 1枚目に動画を掲載します。 写真の左上の端から、星団の星たちが次々と飛び込んできます。 今年は、写真の右側にとても明るく金星も写っています。 さらに、5月9日に太陽の前を横切った水星が、 金星のすぐ下を左から右に通り過ぎています。 暗くて見つけにくいですが、 周囲の星よりも右に早く動いている星が水星です。 プレアデス星団は、これから2週間ほどかけて写野を横切って行きます。 一方、金星は1か月半程度、この写真で見え続けそうです。 時々、最新画像を眺めてみて下さい。 太陽風は、340km/秒と低速の状態になっています。 磁場強度は、6nT前後で安定しています。 穏やかな太陽風になっています。 磁場の南北成分は、南寄りが続いていますが、 昨日よりも振れ幅が少し大きくなっていて、 -5nT程度の変化も見られます。 このため、AE指数の変化は300〜500nTと、 小規模ですが昨日よりも大きくなっています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが西に進んでいます。 27日周期の前周期の図のように、影響のないまま経過するのか、 今回は太陽風に高まりをもたらすのか、 今後の推移に注目してください。 太陽は、特にフレアの発生はありません。 東端から新しい黒点が顔を出しています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 磁気圏活動の影響を受けて、大きく減少しているようです。 明日、どの程度で落ち着くでしょうか。 SOHO衛星LASCO C3に見える、プレアデス星団、金星、水星。 (c) SOHO (ESA & NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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