宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/ 6 13:27 更新 太陽風はやや低速ですが、磁気圏の活動はやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 380km/秒とやや低速の状態で安定しています。 一方、磁場強度は、5nTから10nTへ高まっています。 太陽の中央を通り過ぎて西に進んだ コロナホールの影響が始まっているのかもしれません。 磁場の強まりとともに、南北の変化も目立つ様になっています。 -5nT程度の南向き磁場が繰り返し到来して、 磁気圏の活動をある程度高めています。 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が、 繰り返し発生しています。 世界時5日23時頃の南極のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 AE指数の変化は500nTで、激しいという規模ではありませんが、 南極の空を美しく彩っています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球側の次のコロナホールも太陽の中心線に達し、 3日後くらいから影響が始まるかもしれません。 太陽は、フレアの発生は特になく、 穏やかになっています。 黒点も、東端の2542群以外は目立たなくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風・磁気圏の変化を受けて、大きく減少しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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