宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/ 5 11:59 更新 太陽風は平均的な状態に戻りました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降も低下が続き、 昨日は、470km/秒とやや高速でしたが、 現在は、400km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、3nTから5nTへ上がる変化が見えていますが、 平均的な値に戻った程度です。 磁場の南北成分は、南北に小さく変化しています。 速度が下がってきたことで、影響も弱まっていて、 AE指数は、250nTの小さい山がグラフの中央に見える程度です。 磁気圏も、穏やかになってきました。 SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の西半球(右側)に進み、 その次のコロナホールが、中央線に近づきつつあります。 太陽風にどの程度の影響がやって来るか、 これから一週間程度の時間幅で注目して下さい。 太陽では、東端から現れた黒点に、 2542群と番号が付きました。 今朝、C1.7の小規模フレアを起こしています。 また、西端に近づいた2535群でも、 C1.3のフレアが発生しています。 しかし、全体として活動度が上がっている というほどではありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)は、10,000を保っていますが、 GOES13(赤線)は、そこまで高まっていません。 太陽風は落ち着いたので、今後は減少に向かうでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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