宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 5/ 4 12:06 更新 高速太陽風は終わりに近づいています。磁気圏活動も次第に小さくなっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱいは 550km/秒の状態が続いていましたが、 今日に入った頃から少しずつ低下して、 現在は470km/秒と、やや高速の風に下がっています。 磁場強度も4nT前後にやや下がっていて、 高速の太陽風は終わりに近づいているようです。 太陽風磁場の南北成分は、南北に変化していますが、 全体の強度が下がってきたので、振れ幅は小さくなり、 磁気圏への影響は弱くなっています。 AE指数は、300nT前後の小規模の活動が 断続的に発生する程度になっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、 太陽の中央部にやや小さいコロナホールが見えています。 また、南半球の東側(左側)にも、 コロナホールの暗い領域が広がっています。 今回の高速風の通過後も、 数日おきにこれらの領域の影響がやって来るかもしれません。 中央のコロナホールの影響は、弱いものになりそうですが、 明後日、6日以降の太陽風に注目して下さい。 太陽は、新しく現れた2541黒点群と、 東端にちょうど顔を出した新しい黒点群で、 Bクラスの小さいフレアが数回発生しています。 これらの領域は、これから太陽の中心に向かうので、 今後の活動の高まりに注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子が、 GOES15衛星(青線)で、10,000を超えて高まっています。 続いて、GOES13衛星(赤線)も高まるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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