宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 5/ 2 12:50 更新 コロナホールによる太陽風の高まりが始まりました。 担当 篠原 昨夜から太陽風の弱い高まりが始まっています。 磁場強度は、既にやや高まっていましたが、 1日23時(世界時1日14時)頃に、 10nTを少し超えるくらいに最も高まりました。 そして、速度がその頃からゆっくりと上がり始め、 400km/秒から450km/秒へ、小幅の変化ですが、 やや高速の状態になっています。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、 昨夜から今朝にかけて、 -5nTを超えるやや強い南向きが頻繁に発生しました。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数では、700nTから1000nTに達する中規模の変化が、 グラフの中盤以降続いています。 世界時1日19時から1日22時にかけて、 AE指数が最も高まった頃の、 南極昭和基地のオーロラの動画を掲載します。 曇り空のため、オーロラそのものはほとんど見えていませんが、 活発な活動の様子が分かります。 現在の太陽風は、磁場強度は7nTへ少し下がっていますが、 速度は450km/秒で安定しています。 コロナホールの影響がどのくらい続くのか、注目してください。 太陽は、2539黒点群で、 C2.4、C2.5の小規模フレアが発生しています。 活動が特に高まっているという様子ではありません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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