宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/23 13:52 更新 太陽風の変化がやって来て、600km/秒近くまで速度が高まりました。 担当 篠原 昨夜、22日21時(世界時22日13時)に、 太陽風の磁場強度が15nT近くまで強まりました。 速度も、その頃から高まり始めて、 今朝、23日5時(世界時22日20時)頃には、 600km/秒近くまで高まりました。 太陽風の急な高まりでしたが、変化は短い時間で終わりそうで、 現在、既に磁場強度は5nTに下がり、 速度も430km/秒に戻っています。 磁気圏への影響度を決める、太陽風磁場の南北成分は、 基本的には、北向きで推移していたのですが、 磁場が強まった頃に、一時的に南向きに振れて、 磁気圏の活動を高めています。 AE指数では、500〜700nTの中規模の変化が2回起きています。 現在は、磁場が北向きになっているため、 磁気圏は静かになっているようです。 コロナホールの影響は、 今回の変化とは別にやって来るのではないかと思いますが、 今日以降、太陽風はどの様に推移するでしょうか。 太陽は、X線グラフの強度がゆっくりと下がり、 変化も全くない状態です。 黒点は、2533群がぽつんと見えているだけです。 しかし、SDO衛星のAIA131などの動画を見ていると、 東端の向こう側に活動的な領域があるようです。 これから黒点が姿を現すかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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