宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/19 12:30 更新 CMEが太陽の右側へ飛び出しています。2529黒点群は穏やかになっています。 担当 篠原 昨日のM6.7フレアに伴って発生した、 CME(太陽ガスの放出現象)について、 SOHO衛星LASCO C2、C3の写真が更新されたので、 動画を掲載します。 発生地点が西の端近くだったため、 CMEは、太陽から右に向かって噴き出しています。 この様子では、地球への影響は無いでしょう。 2529黒点群は、その後は目立った活動を起こしていません。 X線のグラフは静かになっています。 黒点群は、西の端にかなり近づいていて、 明日か明後日には、見えなくなるでしょう。 太陽風は、昨夕に磁場の強まりが終わり、 一旦、0nT近くまで下がって、 その後、5nT付近で安定しています。 速度は、今朝までは、 400km/秒を少し割るくらいで推移していましたが、 現在は、370km/秒へ一段下がって、やや低速になっています。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏は静かな状態が続いていて、 AE指数のグラフは全く変化していません。 ACE衛星のグラフの終わり近くでは、 磁場の南北成分は、0nT付近まで下がっています。 この後、南寄りに切り替わった場合は、 小規模ながら磁気圏の活動が見られるようになるでしょう。 昨日のM6.7の中規模フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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