宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 4/21 11:20 更新 太陽風は低速です。コロナホールが太陽の中心に達しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒前後の低速の状態が続いています。 今日のACE衛星のグラフは、途中のエラーデータの影響で、 速度の値が読み取りにくくなっています。 太陽風の磁場強度は、 7〜9nTとやや強まったまま、安定しています。 今のところ、速度が高まる様子もなく、 このままで推移しそうです。 磁場の南北成分は、 南向き、北向きと、ゆっくり変化して、 現在は0nT付近と小さくなっています。 このため、オーロラの活動度を示すAE指数は、 最初に弱い高まりがあって、以降は静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極から縦に伸びるコロナホールが、 ちょうど太陽の中心にかかっています。 このコロナホールは、以前からあり(1枚目の図を参照)、 54日前の2月27日、27日前の3月25日、そして現在と、 2532黒点群の部分で曲がりながら、見え続けています。 27日周期の図を見ると、 前周期は、3月27日に磁場の強まりが到来し、 3月28日から、速度も上昇を始めています。 今回も同様の推移をすると考えると、 22〜23日頃に磁場の変化がみられ、 23〜24日頃から速度の変化がやって来るかもしれません。 前回は、550km/秒くらいまで速度が高まりました。 今回はどのような推移をするでしょうか。 明日以降、注目してください。 太陽は、2529黒点群が見えなくなり、 東から現れた黒点には、2533群と番号が付きました。 2533群は活動は見られず、静かな領域のようです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |