宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:09)
今日、C5.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 04:42 C5.8
4/16 --- ---
4/15 23:03 C4.1
02:58 C1.3

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
2529 18 βγ C4
2530 1 α ---
2532 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 413 -1.3
-2 h 400 +0.6
-4 h 420 +0.8
-6 h 409 -3.8
-8 h 409 -8.0
-10 h 417 -3.9
-12 h 411 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
4/17 0.4 8x10^3
4/16 0.4 5x10^3
4/15 0.5 1x10^4
4/14 0.7 2x10^4
4/13 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 4/12 12:19 C1の小さいフレアが数回発生しています。太陽風は低速です。
2016/ 4/13 12:43 今朝より高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2016/ 4/14 12:15 2529黒点群が中心に見えています。高速太陽風は終わりに向かっています。
2016/ 4/15 13:40 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動を高めました。
2016/ 4/16 13:14 C4.1の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2016/ 4/17 12:09 更新
C5.8の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が高まっています。

担当 篠原

2529黒点群で、今朝、17日4時半(世界時16日19時半)に、
C5.8とやや大きい小規模フレアが発生しました。
昨日のC4.1から、約1日後の発生です。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。
このくらいの規模になると、動画も目立つようになってきます。
AIA304(赤色の写真)では、
右下に向かってコロナのガスが噴き出す様子も見えていて、
CMEとなっているようです。
地球に対して横に向かっているので、影響はないでしょう。

2529群では、この他にも小さい活動が発生しています。
この後も、Cクラスのフレアが発生するかもしれません。

東端から現れた新しい黒点には、
2532群と番号が付きました。


太陽風は、400km/秒に速度が少し上がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、5nTから10nTへ上がり、その後5nTへ戻るという、
昨日のACEのデータと同じような推移をしています。

しかし、南北成分の傾向が南寄りに変わって、
-5nTを超える変化も到来しています。
このため、磁気圏の活動は高まりを見せ、
AE指数は、500nTから1000nTに達する、
活発な変化になっています。
昨日の静かなAE指数のグラフと対照的です。

27日周期の図を見ると、
セクターの切り替わりも到来しています。
この後太陽風の磁場がどのような変化をするのか、
オーロラ活動の推移とともに注目してください。



2529黒点群で発生した、C5.8の小規模フレア。SDO衛星AIA131、304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。