宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/17 12:09 更新 C5.8の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が高まっています。 担当 篠原 2529黒点群で、今朝、17日4時半(世界時16日19時半)に、 C5.8とやや大きい小規模フレアが発生しました。 昨日のC4.1から、約1日後の発生です。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。 このくらいの規模になると、動画も目立つようになってきます。 AIA304(赤色の写真)では、 右下に向かってコロナのガスが噴き出す様子も見えていて、 CMEとなっているようです。 地球に対して横に向かっているので、影響はないでしょう。 2529群では、この他にも小さい活動が発生しています。 この後も、Cクラスのフレアが発生するかもしれません。 東端から現れた新しい黒点には、 2532群と番号が付きました。 太陽風は、400km/秒に速度が少し上がり、 平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、5nTから10nTへ上がり、その後5nTへ戻るという、 昨日のACEのデータと同じような推移をしています。 しかし、南北成分の傾向が南寄りに変わって、 -5nTを超える変化も到来しています。 このため、磁気圏の活動は高まりを見せ、 AE指数は、500nTから1000nTに達する、 活発な変化になっています。 昨日の静かなAE指数のグラフと対照的です。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりも到来しています。 この後太陽風の磁場がどのような変化をするのか、 オーロラ活動の推移とともに注目してください。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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