宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/15 13:40 更新 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動を高めました。 担当 篠原 昨日の午後、14日16時(世界時14日7時)より、 太陽風磁場の強まりが到来し、 4nTと平均的な値だった磁場強度は、10nTに強まりました。 4月11日、12日のニュースで紹介した、 フィラメント噴出によるCMEの乱れが やって来たのかもしれません。 変化が到来して2時間ほど経った頃から、 磁場の南北成分は南向きに振れて、-8nTに強まりました。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は、1000nTを超える変化が記録されています。 南向きの磁場は、その後ゆっくりと振幅が下がり、 ちょうど0nTに戻ったところです。 この後は、北向きに切り替わっていくかもしれません。 AE指数の変化も、次第に500nT程度へ弱まっていますが、 磁場の変化がこのままであれば、 AE指数も小さくなっていくでしょう。 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続いています。 既に380km/秒まで下がって、やや低速の風になっています。 コロナホールの影響は終わり、 しばらく穏やかに推移しそうです。 太陽は、2529黒点群の大きな姿が続いています。 C1.8、C1.3の小規模フレアを起こしていて、 弱い活動は続いています。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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