宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/12 12:19 更新 C1の小さいフレアが数回発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨日紹介した、太陽の北東側で発生したフィラメント噴出による CME(コロナ質量放出:太陽ガスの放出現象です)の様子を、 SOHO衛星LASCO C3の動画で紹介します。 発生地点そのままに、ガスは左上を中心に広がっています。 地球方向への影響は微妙な見え方で、 やって来ても小規模の変化になりそうです。 到来は3〜4日後と考えると、 明日、13日の夜から、14日にかけてとなりそうです。 太陽では、2529黒点群の活動がやや高まっていて、 C1の小さいフレアを4回ほど起こしています。 2529黒点群の拡大写真を掲載しますが、 黒点が、かなり大きく広がっています。 鹿児島では、昨日の午後に晴れ間が広がったので、 日食グラスを使って太陽を見たところ、 肉眼で2529群を見つけることができました。 (今は薄雲のため、まだ見つけていません) 太陽観測用(日食観測用など)の減光フィルターをお持ちでしたら、 ぜひ見つけてみて下さい。 太陽風は、磁場強度が7〜10nTと高まった状態が続いています。 速度は、360km/秒前後と遅い状態で推移して、 グラフの最後に400km/秒近くへ上がる変化をしています。 27日周期の図を見ると、セクターの切り替わりが来たようです。 この後、コロナホールの影響が来るのかどうか、 引き続き注目して下さい。 磁気圏は、基本的には穏やかで、 太陽風磁場の変化によって、 一時的にAE指数の高まりが発生していている程度です。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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