宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/13 12:43 更新 今朝より高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 2529黒点群は、大きい姿を保っています。 今日の鹿児島は天気が悪いため、確認することはできませんが、 日食グラスを使って肉眼で見つけることができると思います。 今日の拡大写真では、黒点の右側の黒い部分に細い筋が入り、 左側が尖ってきたたため、斜めを向いたハート型に見えています。 フレアの発生は、昨夕にC1.8の小規模フレアが起きた程度で、 少なくなっているようです。 太陽風は、昨日より、400km/秒と平均的な速度が続いていましたが、 今朝から上昇を始め、現在は560km/秒の高速風になっています。 コロナホールの影響がやって来たようです。 太陽風の磁場強度は、速度の変化が始まる頃に、 15nTまで強まりましたが、その後一段下がって、 現在は8nTとやや強まっているくらいです。 磁場の南北成分は、南寄りに変化が続いています。 速度が高まった頃は、-10nTに達する南向きの変化も発生しました。 このため、AE指数のグラフは変化が強まって、 1000nTに達する変化が3回ほど発生しています。 極域ではオーロラがにぎやかに見えているのではないでしょうか。 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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